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東邦窯業株式会社周辺スポット琵琶湖白髭神社鳥居

東邦窯業は、工業用不織布ロールを柱に各種ロールを製造、販売しています。 不織布ロールは、東邦窯業が世界に先駆け各種生産ラインにおけるロールの高速化に対応する為、1966年(昭和41年)に開発しました。
不織布ロールは、不織布を積層、加圧し、成形して製作します。 不織布は、繊維を熱、機械的又は化学的な方法によって接着又は絡み合わせることで布にしたものです。
ロールが回転時、不織布が多孔性であることを利用し、圧縮(遮断・排出)、開放(吸収・吸引)が繰り返され、その際にスポンジで水分を吸い取るように吸排効果が優れていることが不織布ロールの特徴です。主な用途は、スリップ防止対策、絞りロール、塗布ロール、制御ロールなど各種生産ラインで使用されています。
具体的な使用例として、鉄鋼、特殊鋼、アルミニウム、伸銅関連などの金属加工ラインの油、水、薬液などの絞りロール、塗布(塗油)ロール、制御ロール、自動車(ボディ)生産ラインにおける油などの絞りロール、制御ロール、及びフィルム、繊維の加工ラインの制御ロールなどです。制御ロールは、テンション・ピンチ・フィード・テーブル・各種ガイドなどの様々な用途に使用されます。
不織布ロールの顕著な特性は、従来のゴムロールなどと比較して非常に高い摩擦係数を有して居り、高速での湿潤鋼板のライン搬送において鋼板の蛇行の要因となるハイドロプレー二ング現象(鋼板とロールの間に油などの液膜が出来てコントロールが効かなくなる現象)或いはスリップの発生が無く、高速運転が可能と成り、スリップ傷、折損に因る不良品の発生が抑止され歩留まり向上に貢献しています。 その他の特性として、水、油などの絞り(拭き取り・堰き止め)効果に優れる高い絞り性、ロールの傷が製品に転写されない製品保護、傷転写対策に最適な弾性や耐摩耗性に優れた耐エッジ性が有ります。
お客様の御要望に応じてオリジナリティに富んだ不織布の種類を多数準備し、使用条件に合わせて適切な不織布の選定からロールの設計、製作まで確かな提案力でのものづくりを展開しています。
東邦窯業は、不織布ロールの他に研削バフ(TOHO SUPER BUFF)、高機能特殊ロール(ビワコロール)、ブラシロール、ゴム(ウレタン)ロールなども製作しています。
研削バフは、不織布に研磨材を結合させた不織布研磨材で金属製品のクリーニング、傷、バリ取り、仕上げなど研磨から研削の対応が可能です。形状は、シート状、ロール状、ディスク状の物が有ります。
ビワコロールは、螺旋状に巻き付けた各種高機能繊維(アラミド・PBO)による不織布を加圧し成形した不織布ロールで、優れた耐熱性(使用温度領域:250℃~400℃)と高い耐摩耗性を実現しています。 東邦窯業の強みである不織布の特性を生かした提案で、鉄鋼業界で需要が増加し、更なる用途開拓を進めています。
東邦窯業が開発した不織布ロールは、世界の鉄鋼・非鉄金属、自動車関連などのメーカー各社の多彩な用途に応えています。海外メーカー及び日本メーカー各社の海外進出に伴い、現地でのロールの設計、製作や技術サービスなど刻々と変化するものづくりへの環境に応えるグローバルネットワークを構築し推進しています。
東邦窯業を拠点として基盤技術である不織布ロールの設計技術及び成形技術を基にアメリカ、ドイツ、韓国、台湾、タイ、中国のライセンシー6社の技術指導と共に優れたパートナーとしてマーケティングなどでも提携しています。 東邦窯業がマザー工場の役割で海外拠点の生産性向上を支援することで最適調達、最適生産、最適供給を実現するグローバル体制の更なる充実を図り、常に時代が求めるものを提供し続ける姿勢で多様化する課題に挑戦し続けます。

代表取締役社長
𠮷岡 剛志